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受験体験記 WG22 (金融)

  1. 投稿者(ペンネームorイニシャル):MINA
  2. 性別:女性
  3. 出願時年齢:31歳
  4. 海外経験と期間:なし(海外出張が年に2-3回)
  5. 費用:社費
  6. 奨学金: 無
  7. 最終学歴:文系国立大学卒業
  8. GPA: 3.2/4.0
  9. 塾(試験対策): AGOS(会社のパッケージでついてきた)、YES
  10. カウンセラー: Jeffry Roah(サブでEd)

はじめに

以下では、私が準備期間中に心掛けてきたことや取り組んできたことをまとめました。結構他の方と言っていることが違う部分もあるかもしれませんが、正解はありませんので、自分にあったスタイルをフォローしていただければよいかと思います。

なお、会社の合格体験記を転用しているのでWharton合格体験記というよりもややGeneralな感じになっております点ご容赦ください…。

テストスコア

  点数 試験日or 出身大学
IELTS 7.5 (R8.5/L8.5/S6.5/W6.5) 2019/5
TOEFL 103(R27/L28/S23/W25) 2019/12(Whartonのみに適用)
GMAT 680  (V34/Q49/AWA4.0/IR5) 2019/8
GPA 3.2 東北大学 法学部

コメント

1.全体を振り返って

(1)スケジュール管理

はじめにAGOSの日本人カウンセラーに相談して、だいたいのスケジュール感を決めました。いろいろな人から準備は2年程度かかるやに聞いていたのですが、(スコアはとれなかったものの)時間的には1年ちょっとでも大丈夫かと思います。

わたしの実際のスケジュールは以下のとおりで、ほぼ予定通りに進みました。点数だけを考えると、私はGMAT初回が一番良かったので、実質これより時間がなくてもなんとかなったでしょう。

あんまり長引いても間延びして疲れちゃうかなと個人的には思うので、短期集中でモチベを上げたほうがいいんじゃないかなと思います。なお、11月以降はGMATの点数が出ない焦りと、7校分のエッセイを考えなきゃいけないストレスで胃炎(?)を発症し、これは無理だと思ったので、業務量を減らしてもらうようお願いをしました(繁忙期は11時頃まで残っていました)。。

なお、5月頃に第一希望のカウンセラーにコンタクトを採ったら「ほぼ埋まっている」と言われ、面接の上、なんと落とされました(!)。結果的に使い勝手の良いカウンセラーに出会えたので最終的には良かったのですが、希望のカウンセラーがいる場合には早めの確保をお勧めします。

(2)情報収集

情報収集の方法は以下の通りです。

①受験体験記:

 わたしの会社では過去の受験体験記が大量にストックされていたのでそれを最初に読みました。Webでも楽に拾えるので、会社にない場合はそちらを見るといいかも?

②会社同期:

 私は同じ部署に受験同期がいましたので、セミナーの情報交換等をしていました。私は情弱だったので、彼の情報量や戦略には大変助けられました!最初はライバルだしあんまりかかわらないほうがいいかな…と思っていたのですが、同じ志を持つもの同士共感できますし、自分のキャラクターのエッセイへの落とし込み方とかもアドバイスしてくれました(エッセイをまさに書いているからこそ分かってくれる視点がありました)

③予備校やカウンセラーのセミナー:

 そんなにためになったものがあった記憶はないのですが、Edのセミナーは受験仲間が作りやすいのでお勧めです。

④学校のセミナー:

 エッセイに臨場感を盛り込むため&学校がチェックしている場合もあるので参加をお勧めします。ぼーっとしていると終わっていたなんてこともよくあるので、受験仲間とこまめに情報を交換すると良いと思います。

⑤予備校で出会った友達:

 ④の学校のセミナーにもれなく参加するためにも何人か友達はいたほうがいいかなと思います。但し、私は面接練習などはしませんでした(就活の時も誰かとやるのはストレスなので一人でやっていたタイプです)。

⑥Alumni:

 エッセイに名前を書く欄もあったりするので、行きたい学校のAlumniには何名か会っておくといいと思います。とある米国校では面接で「志望してるのに、何でAlumniにあってないの?」と言われたそうです(Whartonはそんな関係ないような気がしますが)

(3)Why MBA

私はテストスコアは全くよくないのですが(なのでGMAT等の対策は割愛いたします…)、レジュメとエッセイで残ったような気がしているので、ちょっとちゃんと書きます。

個人的には本音と建前は別だと思っているので、以下、建前の作り方について記載しておきます。就活でもMBAでも、こういう試験については(試験対策という意味では)、本当にやりたいことを突き詰めて考えるより、とおりの良いストーリーをいかにロジカルに語れるかが大事だと思っています。最も、これを機に本当に人生の目的について熟考するのも良いと思いますが、自分の語りたいストーリーと合格するストーリーは違う場合もあるかなあ、と個人的には思っています。

Why MBAについてはよくある通りの構成ですが、①-今の自分(何を持っているか)、②-キャリアゴール(Short & Long)、③-①と②のギャップ(Why MBA? )という形で書きました。具体的には以下の通り。

<Short Termのストーリー>

①私はこれまで約10年間クレジット分析をやってきた。LBOでは細かい財務分析もしてきたし、会計士試験も合格したし、今の会社では新規投資を中心にかなりの収益貢献もしてきたし、クレジット分析には自信がある(と、ここは自分の実績アピールも兼ねて書く)

②次のキャリアについては、これまでのクレジット分析やLBOにおける知見を生かせるような仕事をしたいと思っていたところ、これまでの実績が評価され、上司から海外のPE・VCチームのマネージャーに打診されている(ちょっと盛った。おそらくPE/VCに従事する可能性と、肩書がマネージャーになる可能性は相応に高いものの、それを海外でやる可能性は正直かなり低い。但し「海外」を入れない場合にはMBAで「多国籍のリーダーシップを学ぶ必要性」が低くなることから、そこの必要性を強調するために海外でやるストーリーへ変更。未来は誰にも分からないし可能性がゼロ出ない限り嘘ではない…。いかに自分でそのストーリーを信じられるかが重要。あとは、現実味を持たせる&会社に評価されていることを示すため「次はこれをやりたい」ではなく「上司から打診されてやることになっている」という風な書き方にした)

③ただし私は海外のメンバーを率いた経験もなければ、PEやVCで投資するような小規模企業への知見が浅い。なので、多国籍メンバーを率いるためのリーダーシップ能力と、小規模企業でキーとなるストラテジー、オペレーション、マーケティングについて勉強したい。

<Long Termのストーリー>

①Short Termと一緒

②最終的には女性初の投資フロントの役員(CIO)になりたい。実際に海外出張などで女性の活躍を目の当たりにして、私の将来のキャリアに希望が持てたし、頑張ろうと思えた。私も若い世代に希望を持ってもらえるようなロールモデルとなりたい(こういうの海外に好かれやすかったような気がします)

③ただし私はクレジット分析には自信があるが、CIOになるためには、適切なアセットアロケーションのためほかのアセットについても勉強しなければならない。マクロやミクロ経済についてもトップの教授陣から学びたい。そのため、ファイナンスに定評のある●●で勉強したい。

なお、これらのストーリーについては、学校によってよりフィット感のあるものを、選んでいました。基本的にファイナンス推しスクール(Wharton、Chicago、Oxford)は後者重視、それ以外(Kellogg、INSEAD、Chicago、Cambridge)については前者重視で書いていた/喋っていたように記憶しています。

あとは、Why MBAとは離れますが、海外受けしそうなExtracurricular Activities(たぶん)があったので(プロ野球/アメフトチア、Miss Sake)、それは必ずEssayのどこかに入れるようにしていました。

(4)出願戦略とその結果

①出願校選定理由:

出願校の選定にあたっては、以下の事由を重視しました。

a. ブランド力(いろいろ意見があるとは思いますが、わかりやすく自分の価値を示せると考えています)

b. フィット(ロジカルでテンポがよくて洗練された雰囲気が好きです)

c. 都市部への近さ(田舎で生きていけません)

相応な年数と費用を費やすので、自分の中で納得のいかない大学に行くのならば、会社からもらった受験対策費用を返して、仕事を続けよう、とまで思っていました。なので、出願ポートフォリオは私のGMATの点数からするとやや強気かもしれません…

なお、社費生に選ばれた当初は歳も歳なので、1年制の学校への出願をメインに検討しており、社内用エッセイにも欧州校のみ出します、みたいなことを書いていました笑

但し、受験を進めていくにつれて米国校のレピュテーションの高さや、英語コンプレックス克服のためには2年が必要だなあ(欧州に行っても多国籍の中での「通じる」英語しか習得できないと思った)と思いはじめたことから、米国の志望度が高まっていったという感じです。

②出願時期:

 1st神話がありましたが、個人的には、あんまり関係ないかなと思いました。が、早く決まるに越したことはないので、1stで出せるのなら出すといいでしょう(私は間に合わなかった)。

 そして、これもまた結果論ですが、今年はなんとWhartonは1stの合格者は1名(彼はHBSへ進学)、2ndはインビ呼ばれた人ほとんどが合格またはWLだったので、今年はWhartonに限っては2ndが有利だったみたいです。なので十分に「運とご縁」というものがある気がします。

③結果:

上記出願校選定理由から、2ndラウンド(~1月上旬)で、Wharton、Chicago、Kellogg、Yale、INSEAD、Oxford、Cambridgeへ出願。ポートフォリオの中で最もランクが高く、フィットもあったWhartonへ進学しました。全く存在を知らなかったところから、縁が縁をつないで、Whartonへ導いてくれた感じだったので、点数は足りないものの、なんとなく受かる運命を感じていました(周りにはWhartonなんて無理だーと言っていましたが笑)。

総じてGMATはそんな関係ないなと思いましたが、シカゴは700ないと厳しそうな気がします(負け惜しみ)。

<出願大学と結果>

2.IELTS/TOEFL対策

(1)スコア推移

(2)まとめ

①全体

  • 当初は欧州校を志望していたこと、また米国でもWharton以外はIELTSが使えたこと(受験当初はWharton志望をするとは夢にも思わなかったため)から、より点数が取りやすいと聞いていたIELTS受験にしました。実際に点数も取りやすく、受験日程も抑えやすく、会場も綺麗なので、私は断然IELTS推しです。
  • とある予備校の対策講座をとりましたが、必要ないです(当初は予算に結構余裕があるから良いかなと思って申し込みましたが、最後のほうは普通に足が出ました。これほど後悔した出費はありません)
  • 結局はOGを解き続けるというベーシックな勉強法が一番いいです。

②Reading

  • 単語はiKnowアプリで覚えていました。わたしはじーっと見てても覚えられないタイプなので、ゲーム形式で楽しみながらできてよかったです。例文とかを読み上げてくれるので、リスニングの練習にもなりました。
  • あとは、OGをひたすら解いて問題の傾向や時間配分をつかんでください。

③Listening

  • 中学のテストみたいな単語穴埋め問題とかもあるので、TOEFLよりは簡単だと思います。
  • ブリティッシュ英語が中心ということで、BBC Learning Englishのアプリをダウンロードして、ひたすら6minutes English?とかいうシリーズを通勤中などにシャドーイングし続けてました。ディクテーションは聞こえるものを書いている時間が無駄だと思ってしまうタイプでした(本当に聞こえない部分って文の一部だと思うので、そこだけをディクテーションするならいいかなと思います)

④Speaking

  • 特段の対策なし。
  • スピーキングは横浜が点数出やすいです(多分)

⑤Writing

  • いっちばん苦戦しました。6から6.5の壁が厚すぎです。7とか取れる気がしないです。
  • いろんな本とかも買ったものの、ネットのテンプレを学ぶ→ネットの添削(IELTS Answers)が一番よかったかもしれません。IELTS Answersは、$70で10個見てくれるので、安くてよかったです。回答も翌日には返ってきました。

*ちなみに、オックスブリッジ(特にOxford)は各セッションで7が必要と言われていますが、普通に受かったので、Overallが7.5あれば大丈夫かなと思います。

(3)おまけ(TOEFL)

  • Whartonのためだけに12月に3週連続で受験しました。結局103でしたがなんとかなったようです。
  • 基本的に、英語の素養があれば、特段の対策をせずとも100以上はとれるようです。
  • 全て独学ですが、Speakingについては23くらいならばネットのテンプレで十分に感じました。
  • 千葉のどこだったかは覚えていませんが、普通に横が段ボールのつい立でした。

3.GMAT対策

(1)スコア推移

(2)総論

私はGMATはそんなよくないので、こちらについては、割愛させていただきます…

最初は、なんだ簡単だなあと思っていたら、どんどん泥沼にはまっていきました。勉強してもしても点数が上がるものではないようです。わたしは時間配分をミスった感はあるので、もっとPrepをやって配分イメージをつかむべきだったかなぁと感じております。

4.カウンセラー選定

カウンセラーに関してはJeff Roahさんというややマイナーなカウンセラーさんをメインにしつつ、セカンドオピニオンとしてのスポット利用と情報収集目的で江戸義塾(Ed)を利用しました。

(1)Roah Consulting

Jeff Roahさんという方が青山のオフィスで1人でやっています。昔はDevalierさんと一緒の会社でやっていたそうですが、方針が合わず独立したそうです。Jeffは当時からGMATの低い人をエッセイで輝かせて有名校に合格させてきたらしく(真偽のほどは不明)、その点は強いのかもしれません。

以下、Jeffの特徴を書いておきます。

①良い点:

  • 定額。お金の心配を毎度しなくてよいのは精神的に楽。生徒不足気味なので、かなりの価格交渉が可能と思料される。
  • 対面-Skype通話が苦手だったので、対面カウンセラーを選択。Ed同様、青山一丁目にオフィスがあるので、アクセスもしやすかった。
  • ポジティブ。「僕は今まで何人も見てきたけど君なら100%大丈夫。カウンセラー人生をかけて言えるから無駄に心配するな」とずっと励ましてくれた点は本当に良かった(当初第一志望だったINSEADに関して、EdやRoundには君のInternational Experienceじゃかなり厳しいかもと言われた一方で、JeffはINSEADなら安パイだよ、くらいのコメントだった)
  • 学校に送るメール、Application Form一式等細かいものまで全てチェックしてくれる。
  • 緩い雰囲気。ちょっと早くいっていい?ちょっと遅くなるね、とか、まだご飯食べてないからご飯食べながらやっていい?など、カジュアルにやり取りができたので、カウンセリングのストレス(?)が少なかった。友達的な雰囲気を醸し出している(その他の生徒さんもプライベートの相談に来たりなど、頼られている模様)。

②悪い点:

  • 情報が少ない。学校ごとの特色やプログラムなんかはほとんど知らない(→補強のためEdに依頼)
  • 本人がたまに情緒不安定
  • やや適当(チェックしてもらったApplicationに普通に間違いがあった)

だいたい1週間に一度、1時間のカウンセリングを行っていました。エッセイはこちらで書いたものを投げると、かなり変わっている場合もありました。あとは、この学校時間ない~って先は、その他の学校の原文をいくつか組み合わせてアレンジしてくれたり等、かなり手と頭を動かしてくれたのは良かったです。

インタビュー練習も3-4回やりましたが、良かったと思います。長さや強調するポイント、この場合はこの単語ではなくこの単語を使ったほうがいいよ、など、ベースとなるメインストーリーを細かく組み立てられたと思います。あとは、喋り方も暗記しているように見えないよう、いろいろアドバイスをくれました。ただ、基本的に「君はもう大丈夫だから練習しなくていいよ~週2回もやる必要ないよ~」みたいな感じだったので、メインストーリーが決まった後の練習は、やNish、GABA(英会話学校)をメインに行いました。

(2)江戸義塾

  • 私は5月頃に一度を行い、その後放置していたところ、11月に調子はどう?というメールが来て、そこから再コンタクトし始めました。完全に繁忙期で依頼は難しいかなあと感じていた中、快く引き受けてくれたので、本当にありがたかったです。
  • 基本英作文まではしてくれませんが、どうしてもカットができない!とエッセイを送ると字数カットはしてくれました。
  • 繁忙期にスポットで申し込んでしまったため、34,000円/hという高額となってしまいました…早めのパッケージ枠確保をお勧めします。
  • 基本的にセカンドオピニオンとしての利用でしたので、Jeffと相談してできたEssayをEdに投げるというスタイルでした。Whartonについては、なぜWhartonなの?というところが弱いかなあと感じていたところ、やはり弱かったようで、めちゃくちゃ直されました。一方で、いいエッセイについては、これは直すところがないよ!と言ってもらい、外国人2人から大丈夫と言われたエッセイを出せたことは、自信につながり、とても良かったと思います(アドミもいろんなタイプがいると思うので、万人受けするものが必要と思います)。
  • なお、インタビューについては価格が高いと感じたことからお願いしませんでした。

(3)その他カウンセラー

Matthew Aldridge:インタビューで有名とのことで、一度だけお願いしました。悪くはないのですが、コスパがあまりよくないなと思ったので、私は1度のみ利用して終わりました。人によってはMatthewのカウンセリングで道が拓けた!といっている方もいたので、相性でしょうか。

Nish Subasinge:良心的な価格&インタビュー慣れしているのですごく良かったと思います。ただし、Interview時期は予約が取りにくいこと&部屋の空気がかなり悪いことがネガティブポイント。

GABA(英会話学校):数打ち用に10セッションくらいやりました。講師次第。

5.その他

(1)推薦状

当時在籍していた部の部長と、取引先のアセマネ のMD(アメリカ人)にお願いしました。お二人ともM7(Kellogg)のMBAホルダーであったこと、また米国人MDからは米国人からの目線でコメントをもらえたので、その点は非常に強かったのではないかと感じています。当初カウンセラーからは現在の上司と前職の上司、と言われたのですが、①前職時は若く、リーダーシップ能力を示すようなネタがないこと、②私は帰国子女でもなく、TOEFLの点数も良くないことから、海外の人に英語でのコミュニケーションに問題がない旨補足してもらうことが有用と考えていたこと、から、米国人MDへ依頼しました。結果的にすごくよかったと思います。

(2)キャンパスビジット

キャンパスビジットは、出願予定の学校はほとんど訪問しました笑。10月には会社予算で東海岸(CBS、Wharton、Yale)へ。11月は出張ついでにKellogg、Chicagoへ。1月にはINSEAD(シンガポールキャンパス)へ。2月は現地面接と同時にOxford、Cambridgeへ。

1-2年間という長い期間を過ごすにあたって、どういう場所かを見ておくこと/自身の学校とのフィットを確かめるため、個人的には重要だと思っています。やはり学校の立地や学生の雰囲気など行ってみないとわからない部分は多分にあると思いますし、私もここで優先順位を確定させることができました(Whartonの人の話のテンポはとても心地よかったですし、偶然Japan Clubの鍋パーティーに呼んでいただけたり等、Wharton Communityの一員として歓迎されているように感じられました)。

なお、アドミとの面談など、特殊なことはしませんでした。キャンパスビジット用のセッションに参加&現地日本人と面談(各校のJapan Club等を通じて面談依頼)がメインでした。

おわりに

私は受験当初からまわりの期待が謎に高く、どうせ苦労しないよね、みたいな風に思われがちだったのですが、受験中は、どこも受からなかったらどうしよう…と不安が抑えきれず多くの友人に突発的なメールを送り付けたり、プライベートで失恋をしたり(翌日にGMAT受験)、胃炎(たぶん)を発症したり、精神はぐらっぐらでしたし、かなり家で泣いてました(そこから月数万円の漢方を飲み始めました)。

それでもまわりの皆様のご協力もあり、なんとか無事終了することができたので、みなさまも最後まであきらめずに頑張ってくださいませ!私でお役に立てるかはわかりませんが、受験生特有のネガティブ思考を受け止めるくらいはできるかと思いますので、何でもご相談いただければと思います。コーヒーチャットをお申込みいただくか、私に直接連絡ください。メールアドレスは以下です。

mowari@wharton.upenn.edu

それでは、皆様の成功を心よりお祈りしております!!

以上

コロナ禍のMBA生活(アカデミック編)

Class of 2021の者です。私のMBA生活も早いもので2年目に突入しました。コロナウイルス感染拡大の影響で、Wharton Schoolの授業は全てZoomで提供されております。

1年前には想像もしていなかったオンラインでの授業ですが、メリット・デメリットが明確になってきたので、以下に纏めてみようと思います。飽く迄私見です。また、今回は勉強面を軸に記載しております。勉強よりもソーシャルの方が気になるという方もいらっしゃると思いますが、コロナ禍のソーシャル生活については私自身も手探りでして、後日ブログに纏めようと思いますので、そちらにご期待ください。

【メリット】

授業前

  • 隙間時間がほぼ無い。通学時間や、教室間の移動時間、短い休み時間でトイレに行く時間、時間に余裕を持って行動するために発生するバッファー時間。こういったものがオンライン授業だと存在しないので、ギリギリまで課題や予習・復習に取組むことが出来る。勿論授業開始直前まで寝たり食べたりするのも個人の自由。

授業中

  • チャット機能や挙手機能により、質問のハードルが格段に下がった。特にチャットは教室での挙手に比べて精神的ハードルが非常に低い。また、質問したいときでも自分の発言内容を事前にパソコンで打ち込む等することで要領を得た質問をすることが可能
  • 他人の発言が聴き取りやすい。教室だと遠くにいて声が小さいため聴き取りづらい同級生が存在し得るが、オンラインだとそのような現象は見られない。たまに回線が悪い学生がいるが、そのような場合は全員が聴き取りづらいので問題なし
  • 板書が見やすい。上記同様、教室だと見づらいと感じることのある板書も、目の前に表示されるので分かりやすい。また、以前と比較してスライドが充実しているように感じる。(それが真実だとすれば、)授業の流れを追いやすくなっている
  • 調べ物が容易にできる。ちょっと分からない用語や定義が出てきたときに手許ですぐに調べることができるので分からないことを放置して授業後に調べるよりも効率的。

授業後

  • 復習が容易。ほぼ全ての授業が録画されているため、理解が及んでいないと感じる箇所や意識が飛んでいた(そしてそういうことは往々にしてある)と思われる部分は繰り返し視聴して復習することができる
  • Office Hourに参加しやすい。通学時間がないこととも関連するが、普段なかなか忙しくて参加しづらい教授のOffice Hourに参加しやすい。また、質問がなくても参加して他の学生の質問を聞くことができる。教授の個室への訪問に比べてオンラインのOffice Hourへの参加は格段に精神的ハードルが低い

グループワーク

  • 集まりやすい。全員が移動時間等ない生活をしているため、ミーティングの日時のすり合わせが以前と比較して格段に楽。
  • コミットメントが高い。ソーシャル活動が制限されることから勉強へのコミットメントが平均的に上がっているように感じる。グループワークがより活性化しやすいし、各人のタスクの分担が公平に起きやすい。ただし、これは飽く迄現在の筆者の印象であり、検証が必要。

【デメリット】

授業前

  • 隙間時間がほぼ無い。メリットでもあるが、デメリットも感じる。早めに教室に着いた学生同士や教授との雑談や休み時間の立ち話が少し恋しい。些細なことではあるが、それが楽しくもあった(なお、Zoomでも教授によっては早めに入れば雑談はできるが、(誰が話す?)という探り合いが続く微妙な距離感があり、なかなか難しい)

授業中

  • チャット機能や挙手機能により、質問のハードルが格段に下がった。こちらもメリット且つデメリット。チャットで冗談を言う学生、調べればすぐわかる質問をして授業の進捗を遅くしてしまう学生がどうしても出てくる。出席点が絡むため、チャットに質問を放り込むインセンティブが働いてしまう。また、パッと見では質問の重要度を判断するのが難しいため、教授は軽重分からず質問を一つひとつ取り上げてしまう。
  • 集中力が切れやすい。かなり自律出来る人でないと、授業の時間中集中力を維持するのは至難の業。調べ物ができるのはメリットだが、気づいたらネットサーフィンをしてしまっていた、ということが起きてもおかしくない(筆者は辛うじて自律を保っていると思う)
  • Breakout Roomの議論が不自然。教室での授業で「これから5分間隣の人と〇〇について話し合ってみましょう」という時間があり、それをオンラインで代替するのがZoomのBreakout Room機能。ただ、結構な確率で全く知らない人と当たる(一方、教室だとある程度固定席になっているので、知っている人と議論できる)。自己紹介をしてしまったら時間がなくなるし、いきなり議論しても不自然だし、、、と不自然な雰囲気が流れ、議論が活性化しない。一方で、全員の名前が画面に表示されるのは名前を覚えるのが苦手な筆者からすると有難い

以上が筆者が現時点で感じているメリットとデメリットです。実は多くの日本人にとっては、アカデミックに絞ればメリットがデメリットを上回るのではないかなと考えております。

一方で、アカデミックの効率が増してソーシャルが制限される現況下で、余った時間を何に費やしどのような経験やスキルを得るのか(起業、リモートでインターン、今までできなかった分野の勉強、それでもソーシャル等々)。それぞれのMBA生、特に2年生が直面している問題だと思います。私は勉強にフォーカスしようと考えていますが、MBA生の読者の方がいれば、是非お聞きしたいところです。

就職活動(コンサル)・1年生前半の学生生活

Class of 2021の者です。受験生の皆様から就職活動についてお問い合わせを受けることが多いので、自分の経験をブログに綴ります。尚、メインは夏休みのインターンシップに向けた、1年生の就職活動です。そして、業界としては、私が就職活動をしたコンサルティング会社(東京オフィス)が中心です。一方で、Wharton Schoolの1年生の8月~2月に掛けてのスケジュール感がイメージできるように書いていますので、

  • 「1年生のAcademics/Social/Recruitingのバランスを知りたい」
  • 「MBA後のキャリアとしてコンサルティング会社に興味がある」

といった方々の参考になれば幸いです。

また、各月のAcademics/Social/Recruitingの労力の割き方のイメージが分かるように、各月の冒頭に“A:S:R = 5:2:3“といった目安を記しています。

私見を多く含みますが、少しでもご参考になれば幸いです。

1.スケジュール

8月      A:S:R = 3:7:0

入学直後はリーダーシップ・チームワークの授業があるものの、他の時間は多くの同級生と知り合う為の時間に費やされる。リクルーティングについては、MBA Career Management Officeからオリエンテーションがあるものの、学生は「まだ先の話。今を楽しもう!」という感覚でいる。

9月 A:S:R = 4:4:2

授業が本格的に始まり、授業・個人課題・グループワーク等で皆忙しくなる。一方でソーシャルは継続。毎週木曜日に大きなパーティーが開催され、それはそれで忙しい(二日酔いで翌日も機能しない)。一方で、学校が取りまとめるレジュメ・ブック(全学生の履歴書が掲載された本で、MBA採用に興味のある企業に配布される)用のレジュメの提出期限が10月上旬なので、少しずつリクルーティングが意識される。

尚、MBA受験時にレジュメの提出は必須だが、MBA受験用とリクルーティング用では強調するポイントが異なるので、基本的に全員がMBA受験用のレジュメを修正する必要がある。MBA Career Management Officeがレジュメの書き方ワークショップを開催してくれたり、個別面談に応じてくれたり、2年生のフィードバックセッションを設定してくれたりするので、米国式の就職活動向けレジュメの作成のノウハウを持っていなくても、心配は要らない。東京オフィスを希望する場合でも、英語のレジュメの提出が必須である。日本語の履歴書は不要。

10月 A:S:R=3:4:3

月の前半は第1Qの試験期間なので勉強モードが継続するが、10月下旬から本格的なリクルーティング期間が始まり人によっては全く授業に参加しなくなる。特に投資銀行のリクルーティングをする人は頻繁にNYに行く必要があり、授業を欠席しがち。

コンサルティングやテック系の会社の場合、キャンパス内またはキャンパス近辺で説明会/Coffee Chat/Drinksを頻繁に開催してくれるので授業との両立は可能。一方でリクルーティングに力を入れる学生の多くは企業の方々とのネットワーキングに時間を費やし始める。

因みにCoffee ChatやDrinksは当然ながら学生は無料で参加できる。美味しいドーナツやバーガーを沢山無料で食べることができるので案外毎日楽しい。

11月 A:S:R=3:3:4

第2Qに入り、勉強のリズムは多くの人が掴めてきているのと、このタイミングに忙しいことを見越してあまり授業を履修していない人が結構いるのとでAcademicsは盛り上がりに欠ける。一方で、面接のある1月を除けばリクルーティングが最も盛り上がる月と言える。

多くのイベントが11月3週目のThanksgiving前に集中するので、ほぼ毎日何らかのイベントがある状態。それに加えて、コンサルティング会社の面接ではケース面接というのがあるので、その準備も意識される。Thanksgiving 休暇には旅行を企画している学生も多く、旅行ぐらいは楽しみたいということで、それまでにネットワーキングと面接練習の目途を立ててしまおうという人が多い。

ケース面接については、所謂MBB(McKinsey, BCG, Bain)から社費できている同級生に面接官役を依頼したり、Career Management OfficeやConsulting Clubが提供するケース面接練習のスロット(面接官役の多くは夏にコンサルティング会社でインターンをした2年生)を利用したり、同級生同士で練習したりして対策する。

日本人については、11月上旬に開催されるボストンキャリアフォーラムで各コンサルティング会社の東京オフィスの方々と面談(面接ではない)することが多い。

11月中旬に申し込みの締め切りが集中する。提出資料は多くなく、9月に完成させたレジュメがメインだが、完成度に自信がない人はここで再修正をして提出する。多くの人が1月に開催される面接の招待を受ける。

12月 A:S:R=3:3:4

12月上旬は期末試験期間。リクルーティングイベントもひと段落し、しばし勉強に追われる日々。冬休みに旅行を企画する学生が多く、それはそれで楽しむ。一方で冬休み中もリモートでケース面接練習をしたり、旅行している同級生同士で面接練習をしたりすることがあるらしい。1月中旬の面接ではケースの出来もさることながらFIT面接(志望動機や過去の経験等に関する面接)も重要であることから、12月に入ってFIT面接対策を始める人も多い。

1月 A:S:R=2:2:6

第3Qの授業は1月最終週まで始まらない。コンサルティング会社や投資銀行は1月中旬には全ての面接を終えるので、これらの業界を志望している学生は面接に全力投球。最も学生が精神的に不安定になる月と言える。早めに内定を勝ち取って安堵する学生もいれば、望んだ会社からオファーがもらえず軌道修正を求められる学生もいて、リクルーティングの話をするのはなかなか気まずい。

1月末から、各社が内定者懇親会のようなものを開催する。そこで初めて友人が同じ会社に内定をもらったことを知ることもしばしば。

2月 A:S:R=4:6:0

コンサルティング、投資銀行の就職活動をしていた組は早々にリラックスモードに入る。今まで疎かにしていた勉強を頑張る学生もいれば、ソーシャルに走る学生もいる。一方でテックやPE、VCの就職活動をしている学生はまだまだ正念場。Zoom等でチャットしてる姿がキャンパス内で頻繁に見かけられる。また、西海岸に行く学生も多い。

以上、半年間のスケジュールのイメージでした。

2.リソース

上記のスケジュールでも触れていますが、学生が得られるリソースについて纏めます。

Career Management Office

専属のキャリアアドバイザーがいます。コンサルティング会社の場合は2名。レジュメ・面接(ただし、FITに限る)のアドバイスを個別にしてくれますが、忙しいのでリクルーティング期間を通して3回ぐらいしか会えないという感覚です。

MBA Career Fellows

Career Management Officeが指定した2年生。忙しいキャリアアドバイザーを補完する形で、面接練習やレジュメの確認に時間を費やしてくれます。

Consulting Club

2年生がケース面接のワークショップを開催してくれたり、実際に面接練習に付き合ってくれます。コンサルティング会社へのリクルーティングを目指すのであれば参加必須と言えるでしょう。

同級生

MBBの社費生が多くいます。彼ら/彼女らは面接の練習に良く付き合ってくれます。各社の実態を知るのにもいいでしょう。また、面接練習慣れしてきた1年生もいいアドバイスをくれることが多いですが、MBB社費生に練習相手になってもらう場合と違って、自分も面接官役にならないといけないので、練習だけで2時間かかります。勿論、他人の面接官役をやることで多くの気付きを得ることもできます。

各社の専属リクルーター

MBBがWharton専門のリクルーターをキャンパス近くに張り付けにします。Coffee Chatやケース面接対策等、親身になって対応してくれるので非常に有用です。

3.役立ったツール

Rocketblocks: ケース面接のフレームワーク、計算、ブレインストーミングを練習できます。

Caseinterview.com:良インタビュー、悪インタビュー例は秀逸です。

一方で、私個人の意見ですが、あまりに型にはまったケース面接対策本は役に立ちませんでした。寧ろ『イシューからはじめよ』『企業参謀』『論点思考』『仮説思考』といった本の方が、本質に近くて好きでした。

4.所感

ケース面接について不安に思っている方がいると思います。実際にWharton生でも多くの学生は30回程度練習を積んで本番に臨むケースが多いです。ただ、練習は量ではなく質が大事だと考えます。本質を掴む力を鍛え、弱みを潰す機会を充分に確保していれば(それはRocketblocksでもできます)、回数が少なくても充分に内定を勝ち取ることは可能です。

また、どのMBBからの社費生に聞いても「FIT面接はケース面接と同じかそれ以上に重要」と声をそろえて言います。そもそもなぜコンサルティング会社なのか、腹落ちするまで考えることをお勧めします。

一方で、ネットワーキングは必要最低限で構わないです。特に東京オフィスを目指す場合、キャンパスにいるリクルーターと非常に仲良くなったところで得られる効果は限定的だと思うので、各セッションは各社の文化を知る機会(あるいは美味しいドーナツを食べる機会)と割り切って参加すればいいと思います。

以上、冒頭にも申し上げた通り、飽く迄私見を多く含みます。内定獲得までの道は一人ひとり違いますが、ひとつの事例としてご参考になれば幸いです。

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