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WhartonにおけるStock Pitch経験

Wharton1年目のTMです。私のバックグラウンドは総合商社で2年間財務部で資金調達や、為替・デリバティブ商品を含む金融商品のトレーディングをしたのち、5年間国内外の不動産投資、不動産運用会社への出資、投資先管理、撤退等を担当してきました。

Whartonでは、「自らをuncomfortableなスペースに追いやる」をテーマに経験してこなかったものに対して自分を追い込もうとしております。その一環で、117日の週にUniversity of Virginia Dardenに赴き、University of Virginia Investment Committee主催のStock Pitch Competitionに参加してましたので、その体験を記載させて頂きます。

 

そもそもどうやって出場したの?

プロセスとしては、Wharton内でのStock Pitchコンペにチームを組み(3人)、出場したのち、順位が高い順に、各大学で開催されるStock Pitchコンペの場所を選ぶことになっていました。私たちのチームは、ほかの2人の力もあり、(私はほぼ無力)13チーム中4-7位のポジションだったため、UVIC含む他大学のコンペの順位をつけ、無事希望通りのUVICのコンペに出場してきました。(ほかにはColumbia, Kellogg, Cornell等ありました)残りの二人のメンバーがVirginiaからの帰り道にDCに寄りたいという理由だけだったので、特段順位づけに深い意味はありませんでした。笑

 

そもそもコンペティションって?

Recruiting関連のClubに属すると、このようなCompetitionが定期的に開催され、Job Switcherがチャレンジしやすい(レジュメにも書ける)環境を提供してくれています。具体的には、WhartonではPE/VC ClubDistressed investment ClubReal Estate Club、そしてInvestment Management Clubが開催しています。

 

どんなメンバー?

今回は、前回のWharton内のStock Pitchと同じメンバーでした。具体的には、二人ともアメリカ人で一人はシアトルのIM、もう一人はニューヨークのPE出身というメンバー。Wharton内のピッチ締め切り数時間前に主催者側やってみたいという意思を伝え、ランダムに選んでもらったメンバーでのチーム編成でした。ランダムながらも素晴らしいメンバーでした。ただし、最後に行きつくまでには相当な苦労を伴い、胃が痛くなる日も結構頻発しました。。

 

苦労した点は?@Virginia Pitch

  • スケジュール調整が困難
  • 優先度のばらつき
  • 第二言語で人を説得することの難しさ

 

何を当たり前のことを、とおっしゃるかもしれませんがMBA学生にとって、スケジュール調整は果てしなく困難なパートです。個人的には、実際のコンペ前に何度かあつまりたかったのですが、インターン採用活動、授業の合間を縫って結局会えたのは2回でした(2週間で)。2点目でも挙げていますが、人によってこのCompetitionに対する優先度が全く異なるので、初回のミーティングでもMGMT610 (Wharton 1年生で最初に学ぶLeadershipやTeamworkの集中講義)で学んだ、Brain Stormingを各自で行ってから集合し議論するBrain Writingという理論を応用してみたかったのですが、かなわず。当日集まって、一斉にリサーチを始めるといった流れになってしまい、時間も労力も効率よくできなかったところは反省です。MBAという上下関係のない完全にフラットな組織において、プロジェクトを推進することの難しさを感じた次第です。

また、実際のコンペでは10分プレゼンののち、15分質問タイムという構成でした。自らがアサインされたところはプレゼン内で説明できても、後半の質問タイムでは質問の意図を組み、それに対して、自分のポジションを崩さないように返答するという点において全く貢献できず、自らの英語・理解力のなさに愕然とし、気持ちあらたに迎えた次第です。

 

結果

実際のプレゼンは、初戦敗退しFinalistにはなれませんでしたが、英語でプロに説明をする機会、アメリカ人とのチームワーク経験、投資に対する考え方、など学びも多く、非常に良い経験ができたので引き続き前向きに進んでいこうと思っています。

また、Virginiaの旅のなかで各個人の家族の話、信仰宗教や、キャリア感などを共有し、自分とは他業界の人の話をフリーに何の気負いもなく聞けるという、MBAならではの素晴らしい環境に改めて感謝した次第です。

家族と過ごす学生生活

家族持ちの1年生です。

妻と二人の娘(3歳、0歳)とフィラデルフィアに移住して2ヶ月が経ちました。1Qの試験が終わり、生活のリズムができてきたところで、私の生活を簡単に紹介させていただきます。ご家族を連れてのMBAをご検討している方に少しでも参考になれば幸いです。

 

平日スケジュール(月~木)

5時~5時半          起床。予習やレポートに集中して取り組む

7時~8時               朝食、長女の着替え等

8時                            長女を近くのDay Careに送る

9時                            学校到着。朝の授業1コマ目

10時半~12時   朝の授業2コマ目

12時~13時半   参加しているClubのセッションに参加

13時半~15時   午後の授業

15時~17時半   復習、レポート作成、グループミーティング等

18時                         Day Careに長女のお迎え

18時~20時半   娘2人の風呂、夕食、寝かしつけ

21時~23時        復習、レポート作成、クラブ活動等

23時                        就寝

 

週末(金~日)の過ごし方

金曜は授業がないとはいえ、グループ課題が課されている授業が多いので、グループミーティングを開催することが多いです。時には妻の歯医者と私のミーティング時間が重なってしまい、次女を抱っこ紐に入れたままグループミーティングに参加することもあります。

土日は家族で動物園や水族館に出掛けたり、郊外にピクニックに行ったりします。勉強時間確保の為、起床は遅くとも6時です。娘たちの昼寝の時間に昼の勉強時間を確保し、夜も少なくとも2時間は勉強します。

 

1Qは特にグループワークが多かったので、自分でどうしても時間がコントロールできない局面があり、大変な思いもしました。予習、復習、小テスト準備、個人課題、グループ課題等の学習の負担は相応で、授業の時間以外で一日平均最低6時間程度は勉強/作業しないと間に合わないという感覚でした(勿論取っている授業数、負担レベルにも拠ります。私の場合は重めのスケジュールだったと思います)。

 

Whartonのリソース

今のところWhartonはKids Friendlyな学校という印象を抱いております。仲の良い友人は、国籍関係なく娘たちの面倒を見てくれます。毎週木曜夕方に開催されるPub(立ち飲みの会)の会場はとても広く子どもが遊び回れるようになっているので、家族と友人で話すのに最適です。

また、Wharton Kids Clubという、子どもがいる生徒だけが入れるClubがあり、りんご狩りやハロウィーンイベント等を開催してくれるのでとてもいい交流の場になっています。長女はいつもKids Clubのイベントを楽しみにしています。こういったイベントに15家族程度はコンスタントに参加しているので、すぐに友人ができます。

 

フィラデルフィアの日本人ネットワーク

UPenn関連の方が多く住んでいる印象です。Wharton、LLM、Medicalで学ぶ日本人が多くいます。私が知っている限りで、お子さんも含めて家族で住んでいるUPenn関係の日本人は10家族弱います。他にも、現地に駐在されている方もいらっしゃいます。

殆どの家族がCenter Cityという、市の中心部(キャンパスからは徒歩25分程度の距離)に住んでいて、すぐにお互いの家を行き来できます。子ども同士遊ばせたり一緒に出掛けたりと、非常に親密な関係を築けていると思います。

 

小児科

私が知る限り日本人の小児科の先生はいませんが、米人で丁寧に診てくれる小児科医が徒歩10分程度の距離にあるので、安心して毎日を過ごすことができます。

 

学校

Center Cityには学校(Preschool / Day Care)がいくつもあり、子どもを預ける場所には困りません。一方でコストは相応にかかりますので、コストとの相談かと思います。週5で通うのであれば、月1,800ドル程度は最低でもかかると思います。

 

買い物

生活に欠かせない食料品を買うスーパーとして全米で人気なのがTrader Joe’sです。Center Cityの便利なところにあり、多くの学生が住んでいる場所から徒歩10分程度の距離にあります。

日本食スーパーは郊外にしかなく、電車で20分程度かかるのですが、China Townにあるスーパーで大抵の日本食は調味料含め手に入ります。しかも、NYの日本食スーパーに比べれば格安で入手できます。

 

まとめ

ということで、日本人家族4人でフィラデルフィアで生活していますが、学業面・生活面で大きく不自由していることはないです。私個人としては、キャンパスが徒歩圏内にあり何かあればすぐに家に帰ることができる点がとても気に入っております。

ご家族での生活を検討されている方は、何なりとお問い合わせください

Whartonのクラブ活動(Community Consultant)

みなさんこんにちは。WG18のMSHです。

今日は、皆さんに、Whartonのclubの一つ、Community Consultantについてご紹介したいと思います。

Wharton Community Consultantとは、Philadelphia近辺の顧客(基本は慈善団体)に対して、ボランティアでコンサルティングサービスを提供するクラブです。秋学期の始まりに、いくつかのプロジェクトから、自分の興味のあるものにアプライし、5-6人のチームを組んで約半年間取り組みます。

私は、Castleman Disease Collaborative Network (CDCN)という機関のコンサルティングプロジェクトに参加しました。

Castleman Disease Collaborative Networkとは、キャッスルマン病という免疫システムの難病の治療の研究に取り組む機関で、患者のサポートなども行っています。この機関の設立者である、医師のDavid Fajgenbaumは、ペンシルバニア大学の医学部の卒業生かつWhartonの卒業生でもあるわけですが、実は彼自身、キャッスルマン病に罹患しており、キャッスルマン病の医師・研究者であると同時に患者でもあるということになります。

さて、CDCNの課題は、1)どうやって研究資金を集めるか、2)どうやって研究のための検体を集めるか、でした。研究資金不足については、皆さんも容易に想像がつくと思いますが、難病であるがゆえの知名度の低さが、寄付からくる資金不足に拍車をかけていました。また、キャッスルマン病は、患者数も多いわけではなく、研究に十分な患者さんの検体細胞が集まらない、という問題も抱えていました。

この課題に取り組む私たちのチームは、コンサル出身のリーダー率いる5人チームで、そのほか、Whartonのヘルスケアマネジメント専攻の医療ビジネス出身の女性、ペンシルバニア大学の医学系のSchoolに通う男性(他学部でも参加できます)、DavidのYoutube動画を前に見たことがあり感銘を受けていたというReal estate業界出身のWhartonの女性、医療の研究開発促進に興味のあったパブリックセクター出身の私、という構成でした。皆、このCDCNの取り組みに真剣に興味を持っており、また、命に係わるプロジェクトでもあるため、結論の出し方について議論が対立し白熱することもありました。

進め方としては、コンサル出身のリーダーに、色々なコンサルティングの手法を懇切丁寧に教わりながら、どうやってクライアントに質問をしていくか、どのような調査の仕方がよいか、検討していきました。彼女自身からコンサルティングについて学ぶことも非常に多かったです。(ので、Community Consultantに参加するのにコンサルティングの前歴はもちろん不要です!)

そして、キャッスルマン病の症状含め、病気自体のこと、そして、CDCNの検体寄付のプロセスを精査することで、何がネックになっていて問題が解決しないのかが見えてくるようになり、関係する各ステークホルダーの目線をきちんと理解することがいかに重要か、痛感させられました。

 

Whartonには、授業以外でも、実践等を通して学びを得る機会がたくさんあります。そして、これは私の個人的な所感ですが、友達に自分の知っているフィールドについて喜んで教えてあげようとする、サポーティブな人が多いように感じています。Community Consultantの経験もまさにそうでした。

Whartonには自分の力を試すリソースはいくらでもありますので、ぜひ、トライしていただければと思います。

また、この記事を通じて、キャッスルマン病、そしてCDCNの取り組みについて、さらには他の難病についても、認知度が上がっていくことを願っています。