Whartonでのクラブ活動

今年は、おかげさまでキャンパスビジットされる方が多く、クラブ活動についてよく質問を受けます。留学をお考えの皆様共通の関心事項だと思いますので、Whartonにはどんなクラブがあるのか、また学生たちはどのようにクラブに関わっているのか、また私個人のクラブ活動のTakeawayという3点について簡単に説明したいと思います。

1. Whartonにはどんなクラブがあるのか?

Whartonには100以上のクラブが存在します(考えてみるとすごい数)。どのようなクラブがあるかというと、カテゴリーとしては6つ(Professional, Athletic, International Culture, Social Special Interest, Community Service, and  Conferences)あります。以下、概要説明します。

Professional Clubs

たとえば、以前YNさんが紹介したPE/VC Clubを始め、Finance Club、Consulting Club、Marketing Club、Entrepreneurship Club、Women in Business Clubなど、30以上存在し、主な目的は、業界の情報収集・理解向上や就職活動全般に関わる情報共有です。業界の最新動向や各企業からの面接オファー、並びにインタビュー対策の練習など、アメリカで就職活動をしたいのであれば必要な情報がすべて揃います。

Athletic Clubs

現在、16のクラブがあり、王道のTennis Club、Soccer Clubだけではなく、学校を挙げてのスキー旅行を企画するSki & Snowboard Clubや200名近くの部員がいておそらくは最大規模のWildmen Ice Hockey Clubなどがあります。ちょっと風変わりなところでは、Boxing Club(現在日本人学生が5名入部)もあり、各学生文武両道を実現しています。

International Culture Clubs

23ものクラブが存在し、中南米の学生を主構成要因としたWHALASA(Latin America Student Association)や200名近くのクラブ員のいるJapan Club、またいかにもアメリカらしいところとしては、GayやLesbianの社会的な認知度向上を謳うOut for Business Clubなどもあります。一方、企画ものでいえばWICSというWharton International Cultural Showなどの事務局などもあり、各国の踊りや歌を通して、文化交流をするというようなイベントを企画・運営もしくは実際に参加するというチャンスもあります(現在日本人2名事務局、日本チームも演技予定)。

Social Special Interest Clubs

これは、Wine Club、Chocolate Clubなど、自分の趣味・嗜好の範囲を広げていくものや、妻帯者の方には是非オススメのPartner’s Club、お子さんのいる家庭が楽しめるWharton Kid’s Clubなどもあります。また美術・音楽が盛んなフィラデルフィアならではということろでJazz ClubやWhartonのPub文化とは切っても切り離せないBrewmaster’s Clubなどもあります。喉自慢の方には、The Whartones(アカペラ)なんかもオススメです。現在日本人1・2年生が1名ずつ所属しており、定期コンサートでは大活躍です。

Community Service Clubs

全部で10弱のクラブがあり、途上国へボランティアを行うWharton International Volunteer Program (WIVP)やCommunity Consultant、アメリカ国内の低所得家庭出身の生徒学生への教育支援を行うSay Yes to Educationなどがあります。Whartonでは、学校全体としてコミュニティへの貢献を重視しており、クラブだけでなく様々な場面でCommunityへ働きかける場面があるかと思いますので、是非入学した際は、何かしらに関わってみるとよい経験になるかと思います。

Conferences

主には、ビジネスに関連するものが多く、Professional clubが兼ね合いで企画している場合が多いです。中には日本人が多く関わるAsia Business Conferenceや、学生がモデルで衣装を有名デザイナーから支援してもらい参加費用を寄付するWharton Charity Fashion Showなどもあり、盛り上がるカンファレンスも多々あります。Social Impact Conferenceもすごい反響であったと聞いています。Conference事務局に関わることができれば有名企業・著名人とコネクションができたりしますし、参加者であれば現場の生の声から学ぶことが多いため、ご興味のあるConferenceには積極的に関わることをオススメします。

2. 学生たちはどのようにクラブに関わっているのか?

MBA生が入会するクラブ数

人によりけりですが、少ない人で2-3、多い人で10近くのクラブに入会します。基本的には年初にクラブのオリエンテーションがあって、まず数回お試しでイベントや活動に参加してみる機会があろうかと思います。本当に入会したいのであれば、その後年会費を払い、メーリングリストに本登録してもらい、クラブの幹部や係の人たち(年初は新2年生が運営側としてクラブ活動を盛り上げる)から定期的に連絡をもらい、興味のあるイベントに参加するという流れです。上記の6つのカテゴリーのバランスですが、完全に本人の興味によりまちまちです。アメリカでの就職を考えている人は、Professional Clubに複数入会していて、Professional以外は、興味のあるもの・バックグラウンドに関連するものを物色する感じ形だと思います。

参加率

MBAは一般的にどのスクールでもとても忙しいと思います。授業の予習復習、友人とのディナー・パーティー、または家族が居れば、それもまたタイムマネジメントに組み入れるべき一要素になります。このため、一部のクラブ(Rugbyなど)を除き、Whartonのクラブは決して部活のような強制参加型のものではなく大学のサークルのような自由参加型ものと捉えた方がいいと思います。気になる参加率は、3-8割くらいでしょうか?当然参加した方が居心地がよくなるのは事実ですが、参加が少なくても温かく迎えてくれるのがWhartonのクラブの特徴だと思います。

各クラブの幹部(リーダーシップポジション)

大体3Q-4Q(2-3月)あたりに、各クラブにおいて幹部の引き継ぎ(2年生→1年生)が行われます。要職として一般的なのは、(Co-)President, Treasury, Internal Affairs, Career, Social, Communicationなどです(各クラブ、タイトル名は異なります)。これら以外にも、各クラブの活動内容によって幹部のポストに増減があります。選抜方法は、基本的にはクラブ内で公募ですが、複数応募者が居る場合は、選挙等で決定します。実際に現執行部との面談で決まる場合もあり、形式はまちまちですが、アメリカ人をはじめ、こぞってこのような貴重な機会にリーダーシップポジションにチャレンジします。就職でのアピールになるばかりでなく、リスクフリーな環境で、リーダーを体験できる貴重な機会だからです。現在日本人も、Wharton Social Impact、PE/VC Club、 Jazz Club、Brewmaster’s ClubやJapan Club、 Kid’s Club、Partner’s Club等のExecutiveとして活躍しています。是非MBA留学された際は、Get out of your comfort zoneを胸に、要職にチャレンジしてみてください。

3. クラブ活動のTakeaway

先に結論から言うと、クラブもしくは何かしらのextra-curricularには属した方がいいと思います。理由として、ネットワークの広がり、特にlifelongで仲良くできる仲間も見つかりますし、より密度の濃いMBA生活がおくれるためです。「人から学ぶ」というのがMBAの醍醐味だと思いますので、接点をなるべく多く、そしてその接点を大事に深く掘り下げていくこそがMBAを唯一無二な経験にさせるポイントだと思います。

私は、社費組なのでProfessional Clubには属さず、主にはCulture/Social/Athleticのクラブ(Japan Club, Pub (MBA House), Ski & Snowboard Club, Soccer Club, Wharton Kids Club, Wildmen Hockey Club)で学生生活をエンジョイしています。特にIce Hockeyでは、新たなスポーツにチャレンジし、新しい仲間に沢山出会うことができました。スケーティング含めとてもうまいとは言えない実力なのですが、みんなでワイワイ楽しんでやるので試合がいつも待ちきれないという状況でした。プロテクターをつけガチンコでやるので、ストレス発散の意味も大きかったと思います。

当クラブの活動を簡単に説明すると、9-10月は週2回の練習、クラブ員の実力を把握後Club内を7チームに分け(ドラフト制)、11-3月上旬までリーグ戦総当りでリーグ戦の順位確定、3月下旬に全チームトーナメント方式で優勝を争うというシーズンをおくっていました。ゲームはほぼ週1回、夜10時位からペン大のアイスリンクで15min*3 periodsのゲームを行い、ゲーム終了後、明日の授業の予習はさておき、深夜12時くらいから1h程度行きつけのパブ(Bonner’s)でビールで仲間と乾杯でその日は終了といった形です。

幸い1年目には、リーグ戦1位、決勝トーナメントも見事優勝ということで素晴らしいシーズンをおくれました。当時のチームメイトとすごく仲がよく、いまでも食事に出かけたり、有志で集まってアイスホッケーを楽しんだりしています。2年目の今年も、幸い素敵なチームメイトに恵まれ、ホッケー以外のソーシャルイベントも盛り沢山ですし、肝心のリーグ戦でも2位という好位置につけており、最後の決勝トーナメントが今からとても楽しみです。

今後留学される皆様、Academicな世界で何を学ぶかというのも当然大事ですが、留学してみて思うのは、クラブ活動などExtracurricularを通し、新たな経験そして仲間と共に学び合うことこそ、MBAで得られる財産なのではないかと思います。是非貴重な2年間、全力で駆け抜けてください!