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Cultural things in Philadelphia

こんにちは。Wharton1年生のMSHです。
今日は、フィラデルフィアでの生活(余暇)について、ご紹介したいと思います。
皆さんは、Philadelphia Orchestraをご存知でしょうか?
アメリカの五大楽団のうちの一つであり、非常に有名なオーケストラです。
私はクラシックが好きなので、夏に渡米してから、何度もコンサートを聴きに行っているのですが、お蔭様で週末をとてもenjoyしています。
まず、夏は、近くの大きい公園で野外コンサートがありました。曲目は「火の鳥」で、バレエとの融合のパフォーマンスでした。舞台装置にもサプライズがあり、最後は大きい火の鳥が現れるという大演出・・・!
芝生の上から、存分に音楽と雰囲気を楽しみました。
9月になると、本格的にオーケストラのシーズンが始まります。シーズン第一回目のコンサートは、なんと学生向けの無料コンサート。前から三列目という最強の席で交響曲などを楽しみました。
その後も毎週木・金・土、週ごとに異なる曲目を披露してくれます。今年は五嶋みどりさんとのコラボレーションの回もありました。毎度大変楽しませてもらっています。
Philadelphia Orchestraはとにかく音が澄んでいてとても美しく、聴きごたえがあります。音にも魅了されますが、凄いと思わされるのはそれだけではなく、本当にパフォーマンスをしている、ということ。曲に合わせて、楽団員たちが動き始めたことも(走って誰かを追いかけたり(チェロ奏者までも・・)、挑発するように隣の奏者に近寄ったり、、)。何かを表現する、パフォーマンスをするってこういうことなのかもしれないな、と驚いた瞬間でした。
そして、驚かされるのは、学生ならば、$25ドルの会員になれば、1年間コンサートに無料で行くことができることです。Whartonの中にも、クラシック好きな人たちの集まりがあり、今週末行く人いたら一緒に行きませんか?と毎週声がかかっています。
そして、何よりも、コンサートホールが、私たちの住んでいる場所から非常に近いのです。Wharton生は、たいてい、Center cityというdowntown areaに住んでいますが、ホールも同じくcenter cityの中心にあり、私の家から歩いて10分もしない距離にあります。しかも、街中を歩いていくので、体感は5分?(人によっては目の前に住んでいる人もいるかもしれません、、!!)。気軽に行けてしまうという特典つきです。
 また、楽しみはオーケストラだけではありません。オーケストラホールの横には別の舞台ホールもあり、バレエやオペラも楽しめます。こちらも、cultural thingsに興味のあるWharton生で一緒に観にいったりしています。
何かイベントがあれば、Wharton内で声がかかる、そんなカルチャーがあるので、まだ知り合っていないWharton生ともつながることができるいい機会にもなっています。あと一年半、思う存分、Philadelphaの余暇”も”楽しみたいと思います。

Early Pre-term

Class of 2018のMSです。今回は、毎年Pre-termの前に行われる、Early Pre-termというインターナショナル生向けの講座をご紹介します。

 

今年は7月25-29日の一週間でした。メンバーは(人数の多い順に)中国・日本・インドネシア・ロシアの計12名。

午前中だけの講義で、何かを勉強するというよりは、Whartonライフにおける実践的なtipsを教えてもらえる場で、Q1を終えた今思い返しても大変役に立つプログラムでした。

例えば、初日は論文の効率的な読み方を学びました。初めから最後まで淡々と読むのではなく、まず時間を決めて、要約を読む・章の最初だけ読む・結論部分だけ読む・とりあえず出来るだけ早く目を走らせるetc、文章の重要度に応じた読み方を練習。Reading Assignmentが死ぬ程多い授業もあることから(真面目に全部読んだら徹夜するはめになる)、ここで学べたことで実際の授業準備がぐっとラクになりました。

また、Case study対策も大変勉強になりました。私含め殆どのインターナショナル生はCase studyの経験がありませんので、そもそも授業についていけるかという不安が大きかったのですが、実際に模擬ケース(ちゃんと宿題が出ます)をやってみて、その不安もかなり緩和されました。Caseはいくら準備しても100%自信がある状態にはならないし、そういう風につくってあるのだ、ということを学べました。

自分では普通にやっていることでも、周りから評価されることがあるのだとも分かりました。グループでケースの準備をした際、私は自分のパートを、かなりざっくりと、要点だけまとめて誰にでも分かるように話したのですが、それが非常に好評で、あ、これでいいんだ、と気付くことが出来ました。

他のトピックは、雑談で避けるべき話題(religion, sexual orientation, politics – とはいえWharton生はかなり活発に政治の話をしますが)、文章の書き方(出来るだけ簡潔に、ロジカルに)、教授とのコミュニケーションの仕方(指されなくても手を挙げ続ける、授業後に質問にいく、教授のyoutube動画を探して英語に慣れる)等々。

教わるだけではなく、生徒側に考えさせて意見を共有するトピックも多くありました。learning team内で衝突があったらどう解決する?どうやってconstructive feedbackする?アメリカの文化で分からないことがあったらどうする?等。幸い私のlearning team内では(まだ)喧嘩は起きていませんが、アメリカ文化については、cultural buddyをつくろうという妙案が出て、私はその通りlearning teamの1人にcultural buddyになってもらい、授業で出て来たけれど知らなかった企業(例:小売大手Target)、著名人(例:コメディアンのJerry Seinfeld)、単語(例:tokenism)などについて授業後に教えてもらうようにしています。

あと、驚いたのは、講師が「ずっと図書館にこもって勉強するのは絶対にやめてください。病気になります。しかも、人と交流しないと、せっかくのWhartonでの実りが減ってしまいます。勉強の時間を自分で決めて、その中で課題をやりきることが必要です。」と明言したこと。勉強も課外活動(人との交流とかパーティーとか)もしっかりね!というメッセージに、目からウロコでした。やみくもに長時間やればいいってものではない。根性論みたいのが一切なくて、すごくいいなと思いました。

日本だと、周りの目を気にして小さくまとまっていたことがあったのですが(それでも伸び伸びやっていた方だと思いますが)、アメリカだと更に自由にやっていいんだなということが分かり、大きな収穫でした。

 

Early Pre-termだけに限らず、Whartonは大規模校ながら生徒へのサポート体制が非常に手厚いと感じています。

ハード面はUPennのリソースが使い放題ですのでその潤沢さは言わずもがな(例えば無料のwriting添削サービスもあります)、ソフト面でもMBAオフィスの本気度を感じています。例えばPre-term前のインターナショナル生向けのパーティーでは、MBAオフィスの学生担当(結構偉い人)が、自分の携帯番号を全員に公開し、「いつでも電話して!」と言っており、生徒もどよめいていました。彼が言っていた、

“Please never wake up in the morning feeling you are alone”という言葉も心に残っています。繰り返し言われていた、“We want you to be successful at Wharton”というメッセージの通り、学校全体で生徒をサポートしていこうという熱意を感じます。

今後もWhartonのリソースをフル活用しつつ、充実した二年間を過ごしたいと思っております。

Semester in San Francisco

Class of 2017のSYです。今回は現在私が参加しているSemester in San Franciscoというプログラムについてと、その中で特に印象的だったクラスについて書きたいと思います。

[Semester in San Francisco(SSF)]

WhartonのFull Time MBA生向けに用意されているプログラムで、2年目の秋学期(9月~12月)のFull TermでWhartonのSub-campusがあるSan Franciscoで授業が受けられるというものです。クラスの規模は、約60名とコンパクトであり、その土地柄故、主にスタートアップやベンチャーキャピタル、ビッグテック(Google, Facebook, Amazon等々)、テック系のコンサル等のキャリアを考えている学生が集まっています。取ることができる授業もアントレプレナーシップやベンチャー投資、テクノロジーにフォーカスしたものが中心であり、実際にSan FranciscoやSilicon Valleyで活躍している現役の起業家や投資家がゲストスピーカーとして来訪する機会も多いです。更に授業外でのMeetupイベントや会社訪問、スタートアップやVCでのパートタイムインターンシップの機会も充実しており、倍率の高い人気のプログラムの一つとなっています。私も、「日本経済・日系企業をイノベーションを通して活性化する方法を見つける」という点をこのMBA留学中の命題の一つに据えていることもあり、刺激的で学びの多い生活を過ごしています。

[Legal and Transactional Aspects of Entrepreneurship]

SSFのユニークな授業の一つです。Bay Areaで活躍する弁護士Matthew Rossiter(リンク)が教えています。彼はFenwickというVCやスタートアップ等を幅広くサポートするLaw Firmのパートナーで、過去Virgin AmericaがまだStartupだったころにCorporate Lawyerとしてサポートした経験もあり、スタートアップという時間との戦いが求められる世界におけるLegal面のaspect(含む、legal的な確実性とスピードのバランスの取り方)について、Practicalな経験とProfessionalな知見の両面からの実践的なInsightsが得られるの人気授業です(かつSSFでしか取れません)。

授業の半分くらいはレクチャーの内容に即したゲストスピーカー(Lawyerや投資家、Entrepreneur等)が来るため、実際にInteractiveに西海岸のスタートアップの最新の実情を知ることもできます。先日のクラスではAsh FontanaというAngelList(2010年に設立されたOnlineのSeed InvestorとStartup、StartupとEmployeeのマッチングサイト)の元Founderがゲストとして登場し、西海岸のスタートアップの投資の最新トレンドにつき話をしてくれました。

このクラスを通して、今なぜスタートアップやスタートアップへの投資が注目されているのか、という点が良く説明されていました。これを時間軸のコンテクストの中でマクロ事象として理解するために、企業のInternal Communication Cost(従業員間の仕事の割り振りや情報伝達、社内政治、意思決定等にかかるコスト)とExternal Communication Cost(顧客やサプライヤー、政府等とのコミュニケーションにかかるコスト)と会社の規模(従業員数、etc)の関係性を表したものを比較しました。前者は企業の規模が大きくなるとコストが増加し、後者は企業の規模が大きくなるとコストが低下します(会社としてのCredibility/Brandの獲得や各方面への幅広いRelationshipの獲得等々の効果によるもの)。そして、このInternal CostとExternal Costの合計が最小になるポイントが、その時々における最適な会社の規模になる、という考え方です。

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この関係を図で表すと上記のようになります。左が一昔前のコスト構造で、右が昨今のコスト構造です。昨今、ITやインターネット、クラウドの発達によって例えば企業規模が小さくても直接顧客にコンタクトするのが簡単になったり、サプライヤーのサーチもクラウドソーシング等で対応できたりと、多くの自由からExternal  Costが劇的に下がっています。一方でInternal Costは引き続き高いままなので、結果的に最適な企業規模が小さくなってきているという説明です。故に会社の最適なサイズは小さくなってきており、そういった事業体に投資を実施してゆく必要性が増してきているとのことになります。

この点は、私自身もSSFのプログラムを通して、San FranciscoやSilicon Valleyのスタートアップ環境の中で時間を過ごす中で、ベンチャーの立ち上げやランニングコストの低下に伴って、スタートアップすることのリスクが低下したことが、これだけ多くのイノベーションが起こっている背景にあると肌感覚で感じておりましたが、この説明はその点をマクロ的な構造の減少としてすごくクリアに腹落ちさせてくれました。

さて、ではこのことを踏まえて自分の中で課題と据えている、「日本経済がイノベーションにより活性化されるにはどうすべきか?」という命題に対して、のアプローチをどう考えるかというと、思うところに、まず上述の通り、適正な企業サイズが小型化する中、特に新たなアイディアを考え出しサービスとして具現化するというプロセスにおいては、大企業のようなInternal Costの高いところよりはStartupのほうが有利であると考えています(不確実性の高い世界なのでじっくり議論・検討するよりは、アイディアベースでどんどんトライ&エラーを繰り返す方が市場からのフィードバックをサービスの改善に反映しやすいので有利という考えです)。

ともすれば、ある程度、大企業のInnovation/R&D機能をStartupにOutsourceしてゆくという発想が良いのではと思っています。一方でこうしたトレンドの中、米系を中心とした大企業による有望なスタートアップの早期のM&AによるInnovativeな人・製品・顧客の取り込み・囲い込みは劇的に増えてきているので、こうした競争に勝ち抜くためにも、できる限りEarlyなStageでのStartupへのアクセスは非常に大事になってきています。故に、大企業として、そうした有望なStartupの集まるAcceleratorやAngel投資家へのアクセスをどれだけ持てるかが一つの重要な要素になってくると感じています。この点は引き続き残りのプログラムの期間でより深堀してゆきたいと考えています。それではまた。